主賓として挨拶・乾杯・スピーチを頼まれたら?!役立つ例文まとめ

主賓として挨拶・乾杯・スピーチを頼まれたら?!役立つ例文まとめ

主賓として結婚式のスピーチを任されるのは光栄なことですよね。招待客の中で最も格があり社会的立場も高い主賓という立場で、きちんとスピーチができるかプレッシャーを感じている人も多いかと思います。失敗しないためにも、結婚式での主賓挨拶のマナーを理解しておきましょう。

2018年03月30日

結婚式の主賓とは?

主賓とは、親族や友人・会社関係など招待された様々なゲストの中で最も社会的地位の高いメインゲストのことであり、新郎新婦の職場の上司や学生時代の恩師に、主賓として披露宴の祝辞や乾杯の挨拶を頼むことが多いようです。
主賓として披露宴に招待されるということは、両家の全ての招待客の代表を務めるという大変光栄なこと。喜んで引き受け、よっぽどの理由がない限りは辞退や欠席は避けましょう。

披露宴の冒頭で行われる主賓のスピーチは、披露宴の雰囲気を左右するほどの重要な役どころです。友人代表のメッセージなどとはまた違い、招待客の代表格であるという心構えを持った格式の高いスピーチが求められます。
主賓の挨拶は新郎新婦より目上の人が頼まれるケースがほとんどなので、人生の先輩として風格のある落ち着いた態度で祝辞を述べるよう心掛けましょう。
大事なのは新郎新婦を褒めたたえるような内容にすることです。新たな人生をスタートする二人を祝福し、新郎新婦の魅力や人柄をしっかり伝え、称賛することが大切です。
普段は新郎新婦より上の立場でも、この日ばかりは新郎新婦が主役なので、きちんと敬意を払い、説教くさくならないよう気を付けてくださいね。

結婚式主賓のスピーチ

ゲスト側の最初のスピーチが主賓の挨拶になります。とても重要な役割ですが、ポイントとしては、自己紹介や祝辞は短めにし、新郎新婦を褒める内容にすること。人生の先輩としてアドバイスを添えたり、自分の経験を交えるといいでしょう。
そうはいってもうまく話がまとめられないというあなた!安心してください。実は、祝辞や乾杯の挨拶はどれも基本的な構成は同じで「自己紹介→祝辞→エピソード→結びの言葉」の4部式に当てはめるとうまくまとまります。
具体的に説明していきますので、是非参考にしてください。

自己紹介

スピーチの最初は自己紹介から始まります。自分の名前や新郎新婦との関係性を簡潔に紹介してください。会社名や役職を述べても大丈夫ですが、たいていは司会者の方から紹介されます。もしスピーチの際にカンペを使う場合も、自己紹介くらいは暗記しておくようにしましょう。

例文
ただいまご紹介いただきました、新郎〇〇くんの勤務先の上司にあたります●●と申します。

祝辞

新郎新婦や両家に対して、結婚式・披露宴に招待していただいたことへの感謝の意を表します。そして、自分より年配の方もいる中で主賓を務めさせていただくという謙遜の意味を込めて、一言断りを入れてから挨拶してください。また、話し始めに新郎新婦が立ち上がってくれた場合は、着席を促す言葉をかけましょう。

例文
○○くん、○○さん、ご両家の皆様、ご結婚おめでとうございます。本日はこのようなおめでたい席にお招きいただき、大変光栄に存じます。
また、本日は高い席を頂き、諸先輩方をさしおいてはなはだ僭越ではございますが、ご指名により、ひとことお祝いの言葉を述べさせていただきます。どうぞお二人はお座りください。

エピソード

自分自身との関係性を交えながら、新郎新婦の仕事ぶりや人柄の良さが伝わるようなエピソード話をするのが基本です。期待されているのは、知らなかった新郎新婦の一面やエピソードが聞けること。ありがちな結婚式にまつわるいい話をするのではなく、自分が知っている新郎新婦のことを、自分の視点・言葉で伝えることが大切です。
また、新郎新婦の紹介をするときに会社の話が少なからず出ることになると思いますが、残念ながら会社の説明にはゲストはあまり興味がありません。新郎新婦のエピソードを中心とし、会社説明は簡潔にまとめるようにしましょう。

例文
新郎の○○くんは、入社6年目の中堅として活躍していますが、私は当時、新人研修を担当しておりましたので、○○くんのことは入社当時から知っておりました。
いつも明るく元気な声と礼儀正しい姿勢で、新入社員の中でも目を引く存在だったように思います。
研修の時から、誰よりも早く出勤して会社の掃除をしたり、自分にできることはないか先輩社員に声をかけたりと、積極的で真面目な一面もありました。
職場のムードメーカーである○○くんの周りはいつも笑顔にあふれ、上司や先輩、お客様にも随分可愛がられているようです。

営業職という厳しい職務で、遅くまで仕事が続く激務でも、決して弱音を吐かずに無遅刻無欠勤を貫いている姿には本当に頭が下がります。問題が発生したときにはリーダーシップを発揮し、若手の筆頭として活躍している彼は、今では弊社になくてはならない社員へと成長しました。

そんな○○くんから結婚の報告を受けた時、彼の成長を見守ってきた者として大変喜ばしく、胸が熱くなりました。これからもその明るさと前向きさを忘れずに頑張っていってほしいと思っております。
 

結びの言葉

最後は、励ましやアドバイスを添えて新郎新婦にはなむけの言葉を贈ります。
名言や格言などを交えるのも、スピーチに深みが出るのでオススメです。

例文
これから長い人生を共にされるお二人に、僭越ながら私から一つアドバイスさせていただきます。
ニーチェというドイツの哲学者が、結婚に関するこんな名言を残しています。
「結婚生活は長い会話である」
これは、結婚生活では夫婦の会話がいかに大切かを表した言葉です。お二人が夫婦として歩んでいく先には、楽しいことだけでなく、時には壁にぶつかることもあるでしょう。そういうときにこそ夫婦で支え合わなければいけません。良いときだけでなく、困難があったときにもしっかりと話し合いのできる夫婦になって下さい。

少々長くなりましたが、若いお二人の末永いご多幸をお祈りいたしまして、私からのお祝いの言葉とさせていただきます。○○くん、○○さん、本日は誠におめでとうございます。

結婚式主賓 乾杯のスピーチ 例文

乾杯の挨拶も、最初のスピーチと同様に4部式に当てはめて作るときれいにまとまります。先ほどのエピソードの部分をはなむけの言葉に変え、「自己紹介→お祝いのメッセージ→はなむけの言葉→結びの言葉」。これが乾杯スピーチの基本的な流れとなります。もちろんエピソードを入れてもOKですが、長くなりすぎるのを避けるため、エピソードはカットするのがオススメです。
ゲストの皆さんはグラスを持ってずっと起立した状態でいるので、長々と話すことは避けて、挨拶は短く簡潔にまとめましょう。

例文
(自己紹介)
ただいまご紹介にあずかりました、新郎○○くんの職場の上司の●●でございます。
僭越ではございますが、ご指名いただきましたので、乾杯の音頭をとらせていただきます。

(お祝いのメッセージ)
○○くん、○○さん、本日はご結婚おめでとうございます。
ご両家ならびにご親族の皆さまにおかれましても、心よりお祝いを申し上げます。

(はなむけの言葉)
私はいつも、真面目に仕事に取り組む頼もしい○○くんの姿を見てきましたが、新婦の○○さんが隣にいる本日は、いつもよりさらに頼もしく見え、笑顔もとても幸せそうで大変嬉しく思っております。
○○くん、○○さん、これからは二人で力を合わせて幸せな家庭を築いてください。

(結びの言葉)
それでは、乾杯の音頭をとらせていただきますので、ご唱和をお願いします。
お二人の末永いお幸せと、ご両家ならびにご列席の皆さまのご多幸とご発展をお祈りいたしまして、乾杯!


お酒が注がれたりゲストが立ち上がったりと、何かと乾杯の挨拶はタイミングが難しいものです。
事前の打ち合わせができないこともあるので、乾杯前の新郎新婦へのエピソードの有無や、エピソードのボリュームなどを司会者やスタッフに伝えておいてもいいでしょう。

結婚式スピーチ 参考になる格言

結婚式には新郎新婦だけでなく、その両親や親戚・友人や会社関係・恩師といった幅広い年齢の人たちが集まります。直接的には新郎新婦へ向けてメッセージを贈るわけですが、聞いている他のゲスト全員にも伝わるように、失礼がない言葉で飽きのこないスピーチを考えるなんて、本当に難しいことですよね。
そんなときには是非、スピーチに「格言」を取り入れてみましょう。先人の経験や人生訓が活かされている格言には説得力のあるものが多いので、結婚式のスピーチでも多く取り入れられています。
哲学者や作家、芸術家などといった世界中の様々な人が、聞いている人の心に響くようなステキな言葉を数多く残してくれています。格言を引用することによって、幅広い層に好まれるスピーチが簡単にできそうですね。
結婚式でのスピーチにふさわしい格言をいくつか集めてみましたので、是非参考にしてみてください。


「結婚生活は長い会話である」
ニーチェ(哲学者)

結婚生活における、夫婦間の会話の重要性をあらわしている言葉です。
良いときも悪いときも、夫婦間で会話があれば信頼や愛情も強くなり、問題を抱えることも少ないでしょう。
相手の言葉に耳を傾けることが大切だということです。


「愛する、それは互いに見つめあうことではなく、一緒に同じ方向を見つめることである」
サン・テグジュペリ(小説家)

結婚式を迎えた今は、まさにお互いを見つめあっている状態ですが、見つめあっているだけでは前に進むことができません。二人で共通の未来を見つめて進む。これがまさに結婚生活です。


「愛しつつ、二人で互いに生きがいを感じること、それこそ天下の喜びといわねばならぬ」
ゲーテ(詩人)

愛に加えて、生きがいを見つけることも結婚生活には大切だということです。


「結婚のロマンチックな幸福をあきらめると結婚は幸福になる」
ラッセル(哲学者)

結婚生活は日常の繰り返しです。甘い期待ばかりしていると、日常生活に満足できなくなってしまう恐れが。何気ない日常にこそ本当の幸せがあるものです。


「私たちは常に自分を変え、再生し、若返らせなければならない。さもないと凝り固まってしまう」
ゲーテ(作家)

結婚したことで安心してしまい、努力することを忘れてはいけません。
二人で常に向上しようと努力していかなければ、結婚生活はつまらないものになってしまうでしょう。


「愛する者と暮らすには一つの秘策がある。それは相手を変えようとしないことだ。欠点を直そうとすると、たちまち相手の幸せまで破壊してしまう」
シャルドンヌ(小説家)

お互いに欠点があるのは当然のこと。お互いの欠点を非難して変えようとするのではなく、それぞれの欠点を認め合いながら暮らしていくことが結婚生活をうまくやっていくコツです。


気に入ったフレーズがあれば、スピーチに取り入れてみてはいかがでしょうか?
ただし注意していただきたいのは、格言を引用するときには一つにしぼって使うということです。ステキな言葉が多いので、中にはいくつも格言を取り入れたくなる人がいるかもしれません。でもたくさん格言を並べて話しても、結局何が言いたいのか分からずまとまりのないスピーチになってしまう恐れが。
気に入った格言を一つにしぼって、伝えたいことを明確にする方がいいでしょう。
新郎新婦のこれからの結婚生活に合うよう、うまく解説を入れながら使ってみてくださいね。

スピーチで避けるべき言葉

結婚式というフォーマルな場では、服装・髪型・受付の仕方など、様々なことにおいて守るべきマナーがあります。もちろん、主賓として挨拶をするときにも気を付けなければいけないマナーがあります。特に、招待客を代表してスピーチを行う主賓には、品格が求められますので、その品格を損なわないためにも、正しい日本語を使って、忌み言葉を避けたスピーチをしなければいけません。

忌み言葉がどういうものなのか、聞いたことがない人もいるかもしれませんね。忌み言葉というのは、簡単に言うと縁起の悪い、聞いた人がマイナスイメージを持ってしまうような言葉のことです。
あきらかに使ってはいけないと分かるような言葉から、「これがNGなの?」とびっくりするような言葉まで多岐にわたっているので、事前に忌み言葉についてきちんと理解しておくことが大事になります。結婚式というおめでたい席に水をさしてしまうことがないよう、忌み言葉について確認していきましょう。

忌み言葉の種類

結婚式などのお祝いの場では、使ってはいけないとされる禁句の言葉があり、それを「忌み言葉」といいます。忌み言葉を使ってしまうことは、新郎新婦や両家・親族の方・ゲストの方々に大変失礼になり、披露宴の雰囲気を壊してしまいかねません。披露宴での挨拶はもちろん、当日の会話でも忌み言葉は避け、縁起のいい言葉を使うようにしてください。
それでも、結婚式にふさわしくないとされる忌み言葉の中には、普段何気なく使っている言葉も多数あるため、気を付けていてもついうっかり使ってしまっていることが多いものです。
ここでは、結婚式で使ってはいけない忌み言葉についてまとめてみましたので、どの言葉がどのようにふさわしくないのかしっかり頭に入れておきましょう。


別れを連想させる言葉

ここでいう別れとは、新郎新婦の離婚を指しています。結婚式というおめでたい席で、これから一緒に歩んでいこうとしている二人に対して、別れを連想させるような言葉を使うのは大変失礼にあたりますのでNGです。

「別れる・切れる・離れる・戻る・終わる・冷める・失う・返す」などがあります。


不幸・不吉を連想させる言葉

新郎新婦の門出をお祝いしようという晴れの日に、人の不幸や物事の終わりを連想させるような言葉はふさわしくありません。

「死ぬ・負ける・忙しい・敗れる・悲しむ・去る・衰える・絶える」などがあります。


重ね言葉

同じ言葉を繰り返したものを重ね言葉といいます。結婚式において繰り返すというのは再婚をイメージさせるため、縁起がよくない言葉とされています。日常的によく使っている言葉なので、忌み言葉の中でも一番使用してしまいがちなのがこの重ね言葉です。うっかりスピーチに使ってしまうことがないよう特に注意しましょう。

「しばしば・たびたび・たまたま・いろいろ・わざわざ・重ね重ね」などがあります。

忌み言葉の言い換え例

忌み言葉には様々な種類があることがお分かりいただけたかと思います。使えない言葉が多かったり、無意識のうちに使っていそうな言葉があって驚いた人もいることでしょう。それでもスピーチを考える上で、どうしてもこの言い回し使いたいんだけどな・・・ということもありますよね。そういうときは忌み言葉を同じような意味の別の言葉に言い換えて乗りきりましょう。


(忌み言葉)→(言い換え)

・たまたま → 偶然

・実家を出て → 一人暮らしを始めて

・スタートを切る → スタートラインに立つ

・本日はお忙しい中 → 本日はご多用の中

・しばしば・たびたび → よく・いつも

・料理が冷めないうちに → 料理が温かいうちに

・ケーキを切る → ケーキにナイフを入れる

・最後の言葉 →結びの言葉

・いろいろな → たくさんの・多くの

・離れる → 家庭に入る・新たな道を歩む


よく使われる言い換えの例を紹介しましたが、いかがでしょうか。
忌み言葉にはたくさんの種類があり、普段使っている言葉も多いため、難しいと感じていた人もいたかもしれませんが、別の言葉に言い換えることでマイナスイメージを与えることなく、うまく伝わることが分かっていただけたかと思います。スピーチを考えるときには是非参考にしてみてください。

また、忌み言葉ではありませんが、他にも結婚式においてマナー違反とされていることがあるので一緒に紹介しておきます。

忌み言葉以外に避けるべき話題

主賓の挨拶においてタブーとされる忌み言葉について紹介しましたが、タブーとされているのは忌み言葉だけではありません。他にも結婚式においてマナー違反とされている話題がいくつかあります。新郎新婦はもちろん、結婚式にはいろんな方が出席しているので、あなたが何気なくした話題で気を悪くする人がいるかもしれません。失礼な話題で恥ずかしい思いをしないためにも、どんな話題がマナー違反にあたるのか見ていきましょう。


子どもの話

結婚した二人につい言ってしまいがちなのが、二人のこれからの子どもに関する話題です。
「子どもは何人ほしいの?」とか「早く子どもを作らないと!」という話題はしてしまいがちですよね。ですが、現在は夫婦の在り方も様々で、子どもを作らない選択をしている夫婦や、いろいろな事情で子どもを授かれない夫婦もいます。デリケートな話題なのでなるべく避けるのが無難です。


宗教や政治に関する話

結婚式には大勢の人が出席するので、考え方も人それぞれです。違う意見の人がいるのは当たり前なので、特定の宗教の話や政治に関する話題は避けた方がいいでしょう。


下ネタ

会場の雰囲気を盛り上げようと思って、下ネタを含んだスピーチや会話をしてしまう人もいるかもしれませんね。本人に悪気はないのかもしれませんが、結婚式はフォーマルな場です。フォーマルな場では上品でいることが基本。参加している年齢層も幅広いので下ネタに嫌悪感を感じる人がいる場合もあります。下品な話題は避けましょう。


自慢話

自分の実績や会社について鼻高々に話している人が時々いますが、自慢する人というのは、偉そうで上から目線なかんじがして印象もよくありませんよね。何より結婚式の主役は新郎新婦です。自分の話ではなく、新郎新婦の話を中心にするよう心がけましょう。


過去の恋愛話

新郎新婦の親族などいろんな人の目があるわけですから、いくら過去のことであっても恋愛話や暴露話はしない方がいいでしょう。もしかしたら過去の恋愛に関係のある人が会場にいる可能性もあります。聞いている誰かが嫌な思いをする可能性がある話題は避けるのがマナーです。



忌み言葉以外にもタブーな話題があることが分かったかと思います。新郎新婦といくら仲が良くても、親族や関係者などいろんな方々が来るということと、フォーマルな場であるということを忘れないようにしましょう。
おめでたい場なので、祝福する気持ちを基本に、ゲスト全員が共感できるような話題を心がけてください。
忌み言葉や避けた方がいい話題について事前に知っておけば、スピーチでの失敗を防ぐことができそうですね。

主賓の心構え

主賓を任された人は、親族や友人をはじめゲスト全員を代表しているのだという自覚が必要です。
主賓としてスピーチに臨む際には、以下のことを心得ておきましょう。

・正しい言葉遣い
・きちんとした身だしなみ
・気持ちに余裕を持って堂々と話すこと
・自分の立場について明確に自覚すること

結婚式の挨拶は、4部式に当てはめると考えやすいので、スピーチによって構成の内容を変えながら使いましょう。
また繰り返しになりますが、おめでたいことなので、離婚や再婚をイメージさせるような忌み言葉や重ね言葉、不吉な話や自慢話、聞いていて暗い気持ちになる話はNGです。

スピーチのコツとしては、長話は避け、長くても5分以内にまとめるのがベストです。
原稿用紙3~4枚におさまるように考えるとちょうどいいでしょう。
事前に、披露宴の格式や参列者の人数、顔ぶれなどを確認しておくと、雰囲気がつかめてスピーチの内容を考える参考になるかと思います。

そして内容を考える上では、あなたが職場の上司であれば新郎新婦の仕事ぶりについて、恩師であるなら当時の思い出話や成長していった姿についてなど、あなただからこそ知っているエピソードを題材にするのがオススメです。

中には人前で話すことに苦手意識がある人もいるかもしれません。だからといって、パソコンにある主賓の挨拶のテンプレートをそのままコピーして使い、新郎新婦の名前だけを変えて読む・・・なんて味気ないことをするのはやめましょうね。
まとまりがあるキレイすぎる文章は、どこか空々しく聞こえるものです。それよりは自分の言葉で自分の経験を交えて話すほうが、より心に響く、想いのこもったステキなはなむけの言葉になるでしょう。
頼まれたからにはきちんとした挨拶ができるようしっかり準備したいですね。
人生の先輩として、新郎新婦を勇気づけ、激励するような言葉を贈ってあげてください。

まとめ

ゲストの代表として主賓を任されることは大変名誉なことですが、その分プレッシャーのかかる役目でもあります。言葉遣いや身だしなみに注意する・話は簡潔にまとめる・堂々と品格のある態度で話すなど、気を付けなければいけないことがたくさんあります。それでもせっかく任されたからには、期待に応えてスマートにこなしたいものですよね。

自分に大役が務まるか不安でたまらない人もいるかもしれませんが、大丈夫です。事前にスピーチの流れや気を付けるべきポイントを知っていれば、不安になる必要はありません。
それに定型的な言い回しが多く、文章の構成もだいたい決まっているものなので、頭を使って考える文章は実はそれほど多くはないのです。

これから新生活を始める二人に向けて、自分の経験をもとにアドバイスや応援の言葉を贈ることで、新郎新婦はきっと勇気づけられることでしょう。
うまくやろうと構えず、二人を祝福する気持ちのこもった、ステキなスピーチにしてくださいね。
 

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