初めての会費制結婚式もこれで安心!ゲストの参加マナーを徹底解説!

初めての会費制結婚式もこれで安心!ゲストの参加マナーを徹底解説!

会費制の結婚式とは、ご祝儀ではなくゲストから会費をいただくタイプの結婚式です。もともと北海道地方で主流の挙式スタイルなのですが、メリットも多いため、今や全国に広がりつつあります。そこで今回は、会費制結婚式の気になるポイントについてまとめてみました。

2018年04月08日

会費制の結婚式とは?

近年注目されている新しいスタイルの結婚式が、”会費制結婚式”です。
一般的な披露宴では受付でご祝儀を渡しますが、会費制の結婚式では、主催者側が設定した金額をゲストが会費として支払います。


レストランなどで、カジュアルなパーティースタイルを希望するカップルに選ばれることが多く、年々その数は増え続けています。


通常のご祝儀の相場よりも、会費制の方が金額は低く設定されているものなので、ゲスト側からすると金銭的負担が少なく気軽に参加できますし、主催者側としても準備にかかる時間や負担を軽くできるので、双方にとってメリットがあるスタイルだといえそうです。


ただし、若い人には好まれるカジュアルでアットホームな雰囲気も、目上のゲストにはあまり馴染みがなく敬遠される場合もあります。
挙式スタイルはゲストの顔ぶれにも配慮して決めるようにしましょう。

会費制結婚式を選ぶ理由

人気の挙式スタイルになりつつある会費制結婚式ですが、そうは言ってもまだまだご祝儀制の結婚式の方が圧倒的に選ばれています。

会費制結婚式に興味はあるけれど、やっぱり無難な方がいいのかな・・と悩んでいる人もいるのでは?

そこで、他のカップルがどういった理由から会費制の結婚式を選んだのか、いくつか紹介していきたいと思います。

会費制結婚式に興味がある方や、まだ挙式スタイルに迷っている方は、是非参考にしてみてくださいね。
 

ゲストの金銭的負担を減らしたい場合

特に再婚カップルには、会費制の結婚式は人気です。
初婚のときにご祝儀をもらっているゲストから、二回目のご祝儀をもらうことに引け目を感じるカップルは多いので、ゲストの金銭的負担に配慮して、気軽に来てもらえるよう会費制スタイルを選ぶことが多いようです。

通常のご祝儀の相場と比べると、会費制の場合なら半額以下に抑えられていることも多いので、結婚式への参列が重なっているゲストにとっても助かるシステムですね。

費用を抑えたい場合

通常、結婚式を挙げるにはとても大きなお金がかかります。
料理や引き出物といったおもてなし代だけでなく、ウェディングドレスやヘアメイク代、女性なら結婚式前にエステに行く人も多いですし、式場を彩る生花もとても高価です。費用が300万円を超えるのも普通ですよね。

ご祝儀をいただけるとはいえ、新生活を始めるための資金もいりますし、たった1日の結婚式のために大きなお金を使うくらいなら、家電や新婚旅行にその分のお金を使いたいというカップルも実は少なくありません。

その点、会費制結婚式なら引き出物や凝った演出も不要ですし、ゲストの飲食代は会費でまかなえます。
一般的な結婚式だと準備期間もとても長いですが、会費制結婚式だと準備にかかる時間も、挙式費用も両方節約することができてしまいます。

お金をを有意義に使いたいというカップルや、すでに使い道が決まっているカップルにはオススメですね。
生まれてくる子どものために費用が必要な、できちゃった結婚のカップルにとっても、費用が抑えられる会費制結婚式はベストな挙式スタイルといえそうです。

カジュアルな雰囲気の結婚式にしたい場合

中には、フォーマルな披露宴の堅苦しい雰囲気が苦手というカップルもいます。
そういうカップルには、和やかな雰囲気でリラックスして楽しめる会費制のパーティーの方が好まれるようです。

ただ、目上のゲストにはしきたりやマナーを重んじる人も多く、仲間内で楽しむようなアットホームなカジュアルパーティーは不評を買う可能性も。

そういう場合は、家族と友人とで結婚式を分けるカップルもいるようです。
家族だけでフォーマルな結婚式を行い、その後、結婚報告パーティーとしてレストランなどで親しい友人を招いた会費制パーティーを行います。
費用も抑えられ、堅苦しくないので気軽に参加できるとゲストからも好評のスタイルなので、家族や親族にフォーマルな結婚式を望む人がいる場合は、思いきって家族と友人とで結婚式を分けるスタイルも検討してみてはいかがでしょうか?

リゾート挙式をする場合

昨今、国内や海外リゾートで結婚式を挙げるのが人気となっています。
親しい人たちだけに祝ってもらい、非日常的な気分を味わえるリゾート挙式はとてもステキなのですが、費用や日数の関係から大勢の人を呼べないのが一般的。

そのため、リゾート挙式を終えてから改めて地元で結婚報告パーティーをしたいと思うカップルも多いのですが、披露宴よりは気軽にできるものということで、会費制パーティーが人気のようです。

披露宴に比べて準備期間や費用が抑えられるので、リゾート挙式を終えたカップルにも負担が少なく開催しやすそうですね。

会費制結婚式 ご祝儀は渡さなくていいの?

ご祝儀を渡してはいけないという決まりはありませんが、「ゲストの金銭的負担を減らしたい」という理由で会費制結婚式を選ぶ主催者も多いので、その気持ちを組んで、会費以上の気遣いをしないのも礼儀です。それに、そもそもおもてなし代などの必要経費は全て会費に含まれているので、基本的にはご祝儀を渡す必要はありません。


でもやっぱり会費の金額だけだと少なすぎるので何かしたい!という場合は、お祝いの気持ちとして、会費とは別にプレゼントやご祝儀を渡してもOKです。


ただし、全員が同じ金額を払うのが会費制結婚式なので、自分だけ会費とは別にプレゼントやご祝儀を渡してしまうと、他のゲストを嫌な気分にさせる可能性があります。当日に渡すのはマナー違反になりますので、覚えておきましょう。

会費の渡し方

ご祝儀の場合は、ご祝儀袋にお金を入れて用意し、受付で渡すことになりますが、会費制結婚式ではどうなのでしょう?
会費の渡し方のマナーについて頭を悩ませてる方もいらっしゃるかもしれません。しっかり確認していきましょう。


会費はピッタリの金額を
まず、招待状に記載されている会費を用意するのですが、おつりが要らないようピッタリの金額を持っていくようにしてください。


ご祝儀袋は不要
特にご祝儀袋はいりません。ご祝儀袋に入っていると、かえって受付の方に手間をかけさせてしまいます。
お財布からそのまま会費を出すのが一般的ですが、心配な人はとりあえず何か封筒に入れていき、周りの様子を見て裸で出すか袋に入れて渡すか決めてもいいかもしれません。


新札でなくてもOK
もちろん新札が用意できるのであれば丁寧で良いですが、ご祝儀のときのように必ず新札を準備しなければいけない、なんてことはありません。
ただし、あくまでもお祝いの場ですので、汚れていたり、折り目だらけのしわくちゃのお札では失礼にあたります。
新札とまではいかなくても、なるべくきれいめなお札を用意するようにしましょう。

プレゼントを渡してもOK

繰り返しになりますが、会費制の結婚式ではゲストの金銭的負担に配慮し、参加してもらえるだけで嬉しいとする主催者がほとんどです。そのため基本的には会費以外にご祝儀やプレゼントを用意する必要はありません。


でも例えば、「先に自分の結婚式でご祝儀3万円もらったんだけど・・」というように、ご祝儀を渡すべきなのか迷う場合もありますよね。
本来であればこのような場合、自分のときにもらったご祝儀と同等の金額を包むのがマナーですが、会費制の結婚式では会費が安い分、引き出物が無い場合も!


自分の結婚式と条件が一緒なわけではないので、そういった場合には金額にこだわらず、お祝いの気持ちをプレゼントにして贈るのがオススメです。
プレゼントを贈る際に知っておきたいポイントとしては

・プレゼントは一人当たり数千円~1万円が相場

・結婚式当日は持参しない


などが挙げられます。ポイントの二つ目は、ご祝儀を渡すときの注意点と同様になりますが、他のゲストに配慮して、挙式日よりも前に渡すか、後日改めて渡すようにしましょう。


プレゼントは無くても全く失礼にはなりませんが、どうしても渡したい場合は、あくまであなたのお祝いの気持ちなので、渡していただいて構いません。当日は持参しない等のマナーはしっかり守ってくださいね。
金額にとらわれる必要はありませんが、会費はきちんと支払っているので、新郎新婦に余計な気遣いをさせないためにも、高すぎるものは避けるのが無難かもしれません。
値段に関係なく、心のこもったプレゼントなら、きっと喜んでくれるはずですよ。

会費制結婚式 服装は?

会費制の結婚式だと、どんな服装で行けばいいのか悩む人も多いかと思います。
招待状に「平服でお越しください。」と書かれていることも多いのですが、平服=普段着ではないので注意してくださいね。


平服とは、フォーマルほどかしこまってはいないけれども、改まった場に出ても問題ない服装のことをいいます。
カジュアルスタイルの結婚式とはいってもやはりお祝いの場なので、幅広い年代のゲストに好まれる服装をするのがマナーとなります。
失敗しないためには、一般的な結婚式・披露宴と同様の服装で行くのがベストです。

この服装はNG

以下はマナー違反となるので気をつけてください。


全身が白っぽい服装
結婚式において「白」という色は、花嫁の特権カラーです。
靴やカバンなど、一部に白を使うのは問題ありませんが、全体的に白い服装はマナー違反になるので避けましょう。


全身が黒っぽい服装
先ほどの白い服装と同様に、一部に黒が使われている分には問題ありません。ですが、全体的に黒い服装は「喪をイメージさせる」ため、お祝いの場にはふさわしくありません。


アニマル柄やヘビ柄、ワニ革のもの
ヒョウ柄などのアニマル柄や、ヘビやワニといった爬虫類系の型押しをしたものは、「殺生をイメージさせる」ため、結婚式などのお祝いの場では敬遠されます。
また、これらは派手なデザインの物が多く、新郎新婦が主役の結婚式において派手すぎるものはNGなので、必ず避けるようにしてください。


夏場のサンダルや冬場のブーツ
フォーマルな結婚式に比べると許容範囲の広い会費制結婚式ですが、あまりにもカジュアルすぎる格好はNGです。
一般的な結婚式でNGのミュール程度なら、カジュアルなパーティではOKになるケースもありますが、なるべく露出は避けるのがマナーとなります。
また、カジュアルすぎるという理由でブーツやスニーカーもNGとなります。


カジュアルスタイルのパーティーは、通常の挙式スタイルと比べると許される部分も多いですが、やはりお祝いの場なので最低限のマナーは守らなければいけません。
カジュアルな結婚式=カジュアルな服装でOKということではありませんので、ちゃんと結婚式にふさわしい服装を準備してくださいね。

会費制結婚式 金額相場は?

会費制の結婚式といっても、「会費とはどのくらいの値段に設定されるものなのか?」という点は、ゲストの立場からすると気になるところだと思います。


会費制結婚式の場合、すでに会費やプランが固定されていて、その中から新郎新婦がどのプランにするかを選ぶ場合もありますが、たいていは主催者側が設定金額を決めます。考え方の基本としては、いただく会費のうち7~8割をゲストのおもてなし代に充てるのがマナーとなります。


そのため、料理や演出といったおもてなしの内容によっても値段は変わりますが、ゲスト一人当たりの相場は1万円前後が一般的とされています。


有名レストランを会場に選ぶなど、おもてなしの質の高さによっては、会費の設定が2万円ほどになるケースもありますが、ゲストの負担を減らして気軽に来てもらえる金額にするのが目安になるので、一般的なご祝儀の相場である2~3万円を超える金額に会費が設定されることは、ほとんど無いと言えるでしょう。

まとめ

会費制結婚式で重要になるポイント

  • ご祝儀は不要
  • ご祝儀やプレゼントを渡すなら当日以外で
  • 服装は通常の結婚式と同じでOK
  • 会費の相場は約1万円


大事なポイントなので、是非覚えておいてください。
まだ会費制の結婚式にあまり馴染みがない人も、これらのポイントを押さえておけば、いつ会費制結婚式に呼ばれても大丈夫ですね!

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