結婚式を欠席したい!断る理由は?どうしても行けないときに断る方法

結婚式を欠席したい!断る理由は?どうしても行けないときに断る方法

結婚式の招待状を受け取ったけれど都合がつかず行けなかったり、ご祝儀を包むのが経済的に厳しくて欠席にしたい場合があります。そんな時に悩むのが新郎新婦への欠席理由の伝え方ですよね。ここでは結婚式欠席にあたっての返信マナーや上手な理由の伝え方、断り方をお伝えします。

2018年04月17日

結婚式のお呼ばれ 欠席をしてもいいの?

歳を重ね、適齢期になると結婚式にお呼ばれする機会も増えますよね。
友人、同僚、目上の方と招待状の送り主は様々です。受け取った側は「出席します。楽しみにしていますよ」と全部に快く返事できたらベストですが、時には断りたい場合もあったりします。そんな時は気軽に欠席してもいいのでしょうか。

一般的な見解を言うなら答えはNO。結婚式は招待されたら出席するのがマナーです。
新郎新婦が自分たちの一生に一度の晴れ舞台の証人としてあなたを選び、是非ゲストとして来てほしいという思いを込めた一通はとても重みがあり、正式なものですので、よほどのことでもない限り参加するべき。
・・・とは言ってもどうにも都合が合わず日程的に無理だったり、断りたい事情も人によっていろいろありますよね。そうなると欠席自体は致し方ないけれど、フォーマルな招待状に対する返信は軽々しさを抑え、丁重な断り方を心掛けるべきです。

結婚式の欠席理由はどんなものが多い?

結婚式に招待されたけれど不参加にするには、その人なりの事情がありますよね。実際、当日行かない選択をする人たちはどのような理由で欠席しているのでしょうか。参考にご紹介します。

結婚式の欠席理由

  • 他の結婚式と日取りがダブルブッキングした
  • 仕事の都合がつかない
  • 喪中期間
  • 妊娠、出産、子育て
  • 万単位のご祝儀を用意するのが金銭的に厳しい
  • そんなに親しくないのに招待されたから出たくない

こうして見ると他の結婚式と日取りがダブルブッキングしたという理由を筆頭に、仕事、喪中、妊娠・出産と確かに出席が難しそうな理由が並んでいますね。しかし下の2つに関してはちょっと毛色が違って、出たくないから欠席するという人も中にはいるのがわかります。
結婚式は招待されたら極力出席するべきという一般のセオリーとは必ずしも一致はしないのですね。

結婚式を欠席する時のマナー

結婚式に招待されたけれど出席できない・・・
そんな時は新郎新婦にお断りしなければなりませんが、伝え方にはマナーがあります。ふたりに失礼のないように抑えておきたいポイントをまとめました。

欠席は分かった時点で早めに伝える

結婚式に行けないので不参加を伝えたいけれど、早々とお断りするとせっかく招待してくれた二人をガッカリさせてしまうのでは・・・?そう考えて返信ハガキを送るのを先延ばしにする人がいます。
しかしこれは実はマナー違反!新郎新婦は招待した人の顔ぶれを元に席の配置を変えたり、引き出物を選んだりしていますので、返信が遅いと「来てくれるの?それとも来られないの?」と二人をヤキモキさせることになります。
ですから欠席は分かった時点で早めに伝えるのが思いやり。返信ハガキは招待状を受け取ってから1週間以内に返すのが礼儀です。

欠席の伝え方

結婚式の出欠席の連絡には、招待状に同封されている返信ハガキを使いますよね。
出席の場合は記入してポストに投函すれば問題なく返信完了となりますが、欠席するならプラスαの気遣いが必要です。
というのも、新郎新婦側としてはせっかく招待したのに、ただ返信ハガキで欠席と送られてくるだけでは簡潔過ぎてちょっと冷たい印象を与えてしまいますよね。ですから欠席する時は返信ハガキを投函する前に、新郎新婦と直接会うなり電話をするなりして行けない事情を話しておくのが後にしこりを残さない方法であり、上手な断り方です。

招待状に封入されている返信ハガキの送り方

招待状一式に含まれている返信ハガキは一見シンプルで、出席・欠席のどちらかに〇をして住所と名前を書けばバッチリ!と思えますよね。でも実は書き方にはちょっとした決まり事があります。
ここでは返信ハガキの書き方におけるマナーをご紹介しますので、これから不参加の連絡をする人はぜひ参考になさってください。

「御」を二重線で消す

返信ハガキの上部には最も大事な要件である御出席、御欠席の選択肢が太字で目立つように印字されています。結婚式に行かない場合は当然御欠席を〇で囲むわけですが、敬称である御欠席の「御」は二重線を引いて消しましょう。そしてそこに一言書き添え、欠席させていただきますという文章に修正するのが一般的です。
御名前(御芳名)、御住所の「御」も同じように二重線で消し、裏面の宛名の「行」は「様」に書き直してくださいね。
更に丁寧にするなら二重線ではなく、寿という字を上から書く寿消しという手法を取り、おめでたさを演出するのもありです。

返信アートで華やかにするのもGOOD!

最近オシャレ女子たちの間で人気があるのが、イラストやシールで返信ハガキをデコレーションする返信アートと言われる手法です。
結婚式に行かない場合でも手間をかけて華やかにハガキを飾ることで、精一杯お祝いしたい気持ちが伝わります。友人や親しい人に送る返信ハガキに施すにはおすすめです。

余白には欠席理由とお祝いのメッセージを

返信はがきには余白のフリースペースがあったり、メッセージ欄が設けられています。その部分には、まずは招待してくれたお礼を、そして出席できないお詫びと欠席理由を添え、お祝いの一言を書きましょう。
例えば・・・

ご結婚おめでとうございます
せっかくお招きいただきましたが当日は都合がつかず出席することができません
お二人の末永い幸せをお祈り申し上げます

という具合にするとスマートです。
 

返信が遅れてしまう場合

結婚式の招待状を受け取ったけれど、その時期に長期の出張が入りそうだったり、仕事の調整ができるかわからなくて出欠席をすぐに決められない場合があります。
先ほど返信ハガキは受け取ってから一週間以内に送り返すのがマナーとお伝えしましたので、その状況になったらどうしようとなりますよね。
ぜひともセレモニーに参列して祝福したいけれど、どうしても返信が遅れてしまいそうな時はその旨を素直に新郎新婦に話しましょう。そして結婚式場側の人数変更期限も踏まえて何日前までなら待ってもらえるのか聞き、自分としてはいつなら確実に返事ができるのかきちんと伝えておくと、二人に余計な負担をかけずにすみます。

欠席の理由別 角が立たない断り方

結婚式への不参加を伝える時に必要で、招待してくれた二人にはどう思われるかと気になってしまうのが欠席理由です。
故人を偲ぶべき喪中期間で出席できない時、妊娠による体調不良や病気、出産したばかりなど、身体的な事情で無理ができない時はきちんと自分の状況を伝えて理解を得たいもの。でもそうでない時・・・金銭的に厳しかったり、気が進まず断りたいなど新郎新婦にとって失礼な理由にあたりそうな場合はどういう伝え方をすればいいのでしょうか。欠席理由のパターン別にご紹介します。

理由1. 招待された結婚式の日程がダブルブッキング

暑すぎず寒すぎず気候が良い、結婚式のオンシーズンといえば春と秋です。
この時期の大安や友引などお日柄の良い土日に結婚式を挙げるカップルは多く、招待状をもらったけれど日程がダブルブッキングしてしまった!というのはよくある話です。
結婚式は日中に行われることが多く、両方参列することは難しいため、必然的にどちらかをお断りしなければなりませんよね。
そんな時に「結婚式がダブルブッキングしてしまったので行けません。ごめんね」と率直に欠席理由を話すと「私の式よりもう一方の結婚式のほうが優先なんだ・・・」と招待してくれた新郎新婦に悲しい思いをさせてしまう可能性があります。
ですから結婚式がダブルブッキングした場合の欠席の伝え方としては曖昧な表現にすることが肝心!先約があるので参加できませんとすれば角が立たないでしょう。
 

理由2. 仕事の都合

仕事はつつがない日々を送るための生活の基盤です。職種と勤務内容は人それぞれですが、結婚式に招待された時期に出張の予定が入っていたり、繁忙期だったりでどうしても出席できないこともあります。
この仕事が忙しいという欠席理由は正当で納得できるものとして新郎新婦に伝えてよさそうですよね。
しかし中にはこれを快く思わない人もいますので注意が必要です。なぜかといえばダブルブッキングの時と同様に「一生に一度の私の式より仕事のほうが大事なんだ・・・」と思われてしまう可能性があるからです。
そういうケースも想定して、仕事が忙しくて欠席する時は、所用で行けませんと理由をぼかしてお断りするべきです。

理由3. 金銭的に厳しい・新郎新婦と親しくないので出たくない場合

ご祝儀破産という言葉があるのを知っていますか?
友人や同僚の結婚式に包むべきご祝儀は一般的に3万円と言われていますが、お招きが頻繁に続くとその出費が経済事情を圧迫することもありますよね。女性の場合はご祝儀だけでなく、衣装代、美容院でのヘアセット代がかかったりもしますので金銭的な事情で欠席したいことはあるでしょう。また、そんなに親しいわけではないのに人数合わせで招待されてしまって出たくないなと思う人もいますよね。

この二つは欠席理由としてよく聞きますが、新郎新婦にとっては失礼にあたるので、断り方も気をつけましょう。本当の胸の内は見せず、都合がつかず伺うことができませんとするとよいです。

【まとめ】結婚式の欠席はマナーをわきまえ、円満な断り方を

結婚式を欠席したい、断りたい場合のマナーについてお伝えしました。
欠席理由は人によって違い、どうしても都合が悪くて行けないという以外にも様々な事情があります。
当然、出たくないから不参加にするというのも一つの選択肢。欠席自体は仕方ないものですが、新郎新婦に失礼な理由の時はそれを悟られないように表現をぼかしてお断りするべきです。
更にあなたが今後も新郎新婦と良い関係を築いていきたいと考えているのなら、丁寧な断り方をするだけでなく、当日電報を送ったり、後日結婚祝いの品物を渡してアフターフォローをすることが大事。結婚式は行かないにしても精一杯の祝福の気持ちを伝えるようにしてくださいね。

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