結婚式を欠席させていただきます 伝え方は?

親しい友達から結婚の報告がくると嬉しいもの。
できれば出席したいけど、諸事情があってどうしても欠席せざるを得ない場合、あなたはどうしていますか?
せっかくの結婚式へのお誘いに欠席連絡をする場合、どのように伝えるのがベストなのか。
今回はそんな結婚式の欠席連絡について詳しく調べてみました!
みんな悩む!?欠席の場合の対応・疑問

結婚式は呼ぶ側にしてみれば一生に一回の晴れ舞台。
大事な人達にぜひ出席してもらいたい・・・と招待してくれます。
中には、予定があっていけないことを、「私の結婚式より大事な用事なの・・・?」と快く思わない人もいるのも事実です。
まどか
(30)
友達から結婚式に招待されたのですが、当日は予定があって欠席することに・・・。
当たりさわりのない文章でLINEを返したのですが、そこから同じグループの友達と遊ぶ時に誘われなくなりました・・・。
こんな場合、少しでも相手との関係を崩さないように欠席連絡するにはどうすればいいでしょう?
「欠席させていただきます」は日本語として正しい伝え方?
欠席させていただきます。と言うとなんだかネガティブな印象が強いですよね。
だからこそ、しっかりとした意味を理解して、きちんと使ってほしいと思います。
「欠席」という言葉について
よく会社を休む時に「欠席」という言葉を使いますが、本来の意味は欠席とは出るべき会合・式・授業などに出ないことという意味で使われます。
「~させていただきます」という言葉について
「~させていただきます」と言う言葉は相手から許可を得たい場合に使われる敬語です。
「欠席させていただきます」と言う言葉には相手に「出たいのですが、やむを得ず、欠席したいのですがよろしいですか?」と言う許可を得たいという意味がありますので、日本語として正しい伝え方と言えます。
欠席させていただきます以外の例文
では、欠席連絡をする場合、「欠席させていただきます」以外に欠席を伝えるにはどのような表現があるでしょうか。
都合がつかず伺えません。
この言い回しだと、相手に不快感を与えることもありませんね。
こちらの文章を使う場合は、事前に直接電話やメールで相手に欠席の旨を伝えておくと尚、良いです。
「欠席させていただきます」どうやって伝える?

本来なら
- 直接会って伝える
- 電話で伝える
どちらかをした後に、返信はがきを出すというのがマナーとされてきました。
ですが、インターネットやスマホの普及によって、従来のマナーは変わりつつあるようです。
様々な連絡手段がありますがいざ、欠席連絡をする場合、どのような手段を使って伝えるのがよいでしょう。
それぞれのメリット、デメリットを挙げながら見てみましょう。
新郎新婦とゲストの関係によって、変わってくるものもあるので知っておいて損はないですよ!
メールやLINEで伝える

現代では欠かせない連絡手段となったメールやLINE。
実際、新郎新婦から招待状がくる前にメールやLINEで報告や結婚式への出席を打診された・・・なんて人も多いのではないでしょうか?
メールやLINEを使う場合、あなた目線から見て新郎新婦がどのような関係にあるかということがとても重要になってきます。
例えば、上司の結婚式に招待された場合、メールやLINEで伝えるのは失礼に当たります。
友達の場合も、中にはメールやLINEでの欠席連絡に不信感を抱く人もいるので、要注意。
メールやLINEで欠席連絡する場合は相手をよく見極めて送ってくださいね。
電話で連絡する

自分の言葉で相手に気持ちを伝えられる電話は丁寧な方法と言えます。
やむを得ず欠席をする場合、申し訳ない気持ちを実際の声で伝えることで、お詫びの気持ちを直接伝え、礼儀をつくすことができるからです。
一度出席いたしますと返事をしていて、欠席になってしまう旨を伝えなければいけない場合や急いで欠席を伝えなければいけない場合は、相手とタイミングが合わなければなかなか伝えられないというのがデメリットですが、そのような場合は一度メールやLINEでその旨を伝え、後日電話をするというのも一つの方法です。
直接会って伝える
本来ならば一番丁寧だとされる方法です。
直接会うことで、自分の気持ちを表現できますし、わざわざ出向いたということは相手に礼儀をつくすことにもなります。
遠方の場合は、直接会うことは難しいですが、近場に住んでいる場合はちょっとしたお祝いを渡し、当日お祝いする代わりに祝福の言葉をかけることもできますので、一石二鳥です。
返信はがきで伝える

この手段を選ぶ場合には、先に前述のような方法で、相手に欠席連絡を入れておくことが失礼のない断り方になります。
今時だいたいの新郎新婦は、ゲストを決める際にLINEなどで出欠を聞いた上で、住所を聞いて招待状を送ってくる人がほとんど。
出席を打診された時点で不参加の場合はその旨を伝えておくことが親切です。
もし、予定が分からず保留にしていて招待状が届き、欠席になった場合は、電話やメールなどで一言断りを入れたうえで、欠席の招待状を返すことが丁寧です。
招待状「欠席」の書き方

まずは御欠席の「御」の文字を二重線で消しましょう。
より一層丁寧な書き方としては二重線ではなく、「寿」という字で消すことが上級者!
そして、欠席の前には「残念ながら」欠席の後には「させていただきます」と書き足します。
基本的には、返信ハガキの余白部分に欠席理由を簡単に記載するのが一般的です。
ですが、欠席理由によってははっきり書かずに、「やむをえない事情で」などとぼかした方が良い場合もあります。
また、結婚式の招待状の返信ハガキには、区切りを意味する句読点は使わないのがマナーです。
では、実際に欠席の返信ハガキを出す場合、どのように書けば相手方に不快な気持ちを与えずにすむでしょう?
これらのマナーを踏まえていくつかの欠席理由に合わせ、例文をいくつか紹介したいと思います。
外せない用事がある場合

例えば、試験や子どもの卒業式など行事がある場合ははっきりその理由を明記してもかまいません。
旅行や好きなアイドルのライブに行く、ほかの友人の結婚式と日がかぶり出席の返事を出してしまっている・・・など相手に失礼のある理由の場合は、はっきりした理由は書かず、ぼかした表現で書くほうが良いです。
例文①
結婚おめでとうございます
あいにく子どもの卒業式のため残念ながら欠席させていただきます
お二人の新しい門出が晴れやかな日となりますように
例文②
結婚おめでとうございます
当日はどうしても都合がつかず出席することができません
お二人の末永い幸せを心よりお祈り申しあげます
例文③
この度は結婚おめでとうございます
あいにく先約があり当日はうかがうことができません
おふたりの幸せを心よりお祈り申し上げます
妊娠・出産・育児で欠席する場合

結婚式と予定日が近い場合、妊娠中でつわりがひどかったり、切迫気味だったりといった場合。
子どもが小さいうちは預けられる人がいない場合はやむを得ず欠席しないといけない場合だってあります。
この場合は正直に理由を書いても大丈夫。
例文①
結婚おめでとうございます
楽しみにしていたのですが
妊娠中のため体調が安定せず
残念ながら欠席させていただきます
お二人の末永いお幸せをお祈りいたします
例文②
結婚おめでとう!
楽しみにしていたのですが出産予定日が近いため欠席させていただきます
素敵な結婚式になりますように
お幸せに
例文③
結婚おめでとう
せっかくお招きいただいたのですが
当日子どもを預ける段取りが整いませんでしたので
欠席させていただきます
良い一日になりますように
心よりお祈り申し上げます
※出産というのは予定日とはあくまで予定です。
式当日に産気づいた・・・なんてことになっては大変。
臨月に入ってからの結婚式の出席は相手によく相談したうえで、できるだけ避けた方が良いでしょう。
仕事で欠席する場合

事前に日程が決まっていた仕事や出張の場合は、欠席理由を記載しても問題ありません。
また、理由を濁して書いても問題ありません。
例文①
ご結婚おめでとうございます
せっかくお招きいただいたのですが
当日はどうしても都合がつかず伺うことができません
お二人の末永い幸せを心より祈っています
例文②
結婚おめでとう!
残念ながら仕事が入っているため、伺うことができません
当日の写真楽しみにしています
幸せになってくださいね
例文③
ご結婚おめでとうございます
楽しみにしていましたが当日は出張のため伺えません
お二人の末永いお幸せを心よりお祈りいたしております
※「多忙で」「忙しくて」といった表現は失礼に当たります。
使わないようにしましょう。
弔事の場合
弔事などの不幸ごとの場合は、はっきり理由を書いてはいけません。
お祝いごとですので、ケガや病気で欠席する際も、理由を明記するのは避けましょう。
例文
この度はご結婚おめでとうございます
せっかくお招きいただいたのですが
あいにく当日は予定がありまして伺うことができません
お二人の幸せを心よりお祈り申し上げます
行きたくない、経済的に苦しい場合

単にその人の結婚式に行きたくないと言う場合、もちろん欠席理由はぼかしておくのがマナー。
また、経済的にご祝儀を用意するのが難しい場合も、他の理由を書くなどはっきり書いてはいけません。
例文
ご結婚おめでとうございます
せっかく招待していただいたのですが
当日先約がありまして欠席させていただきます
おふたりの新しい門出が晴れやかな日になりますように
まとめ
いかがでしたか?
結婚式に呼ばれるということは呼ぶ側にとってあなたは大事な人だということ。
出席したいのにどうしても欠席できない・・・その気持ちをしっかり相手に伝えることが大事です。
一生に一度の晴れの日に嫌な思い出が残ることのないように、しっかりマナーを守って欠席連絡をしてあげてくださいね。