結婚式に使うご祝儀袋(お祝い袋)とは

結婚式に招待されたときにお祝いのお金を入れる袋のことをご祝儀袋(お祝い袋)と言います。最近では、コンビニエンスストアや100円均一ショップなどでも手軽に購入できるようになりましたが、デザインが豊富なので、どの袋を選んだら良いか悩んでしまう人も多いでしょう。
友達の結婚式などではカワイイデザインのものを選ぶのも良いですが、年上の方や目上の方のお祝いの場合は、金額に応じたご祝儀袋を選ぶようにしましょう。金額があまり多くない場合にあまり豪華なご祝儀袋を選んでしまいますと、失礼になることがありますので注意しましょう。
結婚式に使いたいカワイイご祝儀袋
最近では、キャラクターを使用したカワイイご祝儀袋や、他ではあまり見かけないカワイイデザインのご祝儀袋がたくさん販売されています。
大切なお友達のご祝儀袋にカワイイご祝儀袋を選んでみませんか。
シンプルなデザインですが、かわいらしさと華やかさのあるデザインのご祝儀袋です。
和のテイストを生かしたご祝儀袋もステキですよね。他にはない色合いとデザインなので、誰からもらったのか新郎、新婦がちょっと気になるご祝儀袋ではないでしょうか。
ディズニーキャラクターのご祝儀袋もカワイイデザインが多いのでおすすめです。結婚式のご祝儀袋のデザインが「プリンセス」というのもちょっとおしゃれですね。
ご祝儀袋の表書きや中袋の書き方
ご祝儀袋は、水引がついている表側の部分と実際にお金を入れる中袋の二重構造になっています。結婚式の受付では、中袋を出し金額を確認する作業をしているため、表の袋と中袋がバラバラになってしまうことがあります。ご祝儀袋を書く場合は、表書きと中袋の両方を書く必要があります。
表書きの書き方
表書きは、水引にかからない位置より下から袋の中央に「フルネーム」で自分の名前を書きます。
中袋の書き方
中袋の表面には、封筒の中央の封筒の折り目より少し下がった位置に封筒に入れたお祝いの金額を書きます。
【例】
金 三萬円
中袋の裏面には、糊付けされた封筒の重なっている部分(封筒の中央)より左側に自分の住所と名前をフルネームで記入します。受付で表書きの封筒と中袋がバラバラになってしまうことがありますので、金額と住所、氏名を忘れずに記入しておきましょう。
なお、ご祝儀袋に書く金額の書き方は、以下の記事を参考にしてみてください。
ふくさの正しい使い方

ご祝儀袋を持参する場合、むき出しのまま持ち歩くのはマナー違反になります。袱紗(ふくさ)と呼ばれる布にご祝儀袋を包んで持っていくようにしましょう。
袱紗(ふくさ)の包み方
1.まず袱紗は、布の頂点が上に来るように置き(ひし形のような形になるように置きます)、ご祝儀袋を布の中央の位置に置きます。
2.布の左側の部分をご祝儀袋の縦方向に沿うように折ります。
3.次に布の上の部分を袋の上の辺に合わせております。
4.4同じように布の下の部分を袋の下の辺に合わせて折ります。
5.最後に布の右側を包み込むように折り込みます。
お祝い事の場合は、重なった布の右が上になるように折ります。ちなみに不祝儀の場合は、重なった布の左側が上になるように折ります。折り目が逆になると意味合いが変わってしまいますので、注意しましょう。
ご祝儀袋へ入れるお金の正しい入れ方
お金は、中袋の中に入れましょう。正しいお金の入れ方は、封筒の表側にお札の表(肖像画がある方)向きに入れ、肖像画が封筒の上にくるように入れましょう。
ご祝儀袋に入れる金額については、以下の記事を参考にしてみてください。
ご祝儀袋の正しい包み方

ご祝儀袋は、最初に買ったときと同じ状態に戻すと間違いがありません。中袋を記入したり、名前を書いて折り方がわからなくなった場合は、次のように折りましょう。
ご祝儀袋は、封筒の上の部分を先に折り、次に下の部分を折ります。つまり封筒の下の部分が上になるように折るということです。折り目が逆になってしまいますと、不祝儀の折り方になってしまいますので、間違えないように注意しましょう。
ご祝儀袋に使う正しいペンの選び方
ご祝儀袋に使うペンには正しいペンはあるのでしょうか。一般的にご祝儀袋を書く際に使用する筆記用具は、墨と筆(毛筆)もしくは筆ペンを使用することがマナーだとされています。筆で名前などを書く意味には、墨をすり名前を書くという作業はひと手間必要になります。そのため、結婚のお祝いを楽しみにしていた、気持ちを込めて祝福したいという思いを表したいという思いが込められています。
最近では、実際に墨をすり、筆で名前を書くことは大変なので、筆ペンで代用することが多くなりましたが、このような理由から祝儀袋を書く場合は、ボールペンやサインペンなどの使用は避け、筆ペンを利用するようにしましょう。
どうしても筆ペンがない場合は、太めの黒のサインペンなどで書くようにしましょう。
まとめ
初めて結婚式に参列する場合、ご祝儀袋の選び方や書き方など迷うことも多くあります。ご祝儀袋には、さまざまなマナーがありますので、間違えないように注意することが大切です。特にご祝儀袋の折り方や袱紗(ふくさ)の折り方は、方向を間違えてしまいますと不祝儀の折り目になってしまいます。ご招待いただいた方に大変失礼になりますので、注意しましょう。
最近では、ご祝儀袋のデザインが豊富でカワイイ物もたくさん売られています。友人の結婚式などでは、カワイイご祝儀袋で楽しんでみるのもいいですね。
ご祝儀袋の金額についてや書き方については、他の記事も参考にしてみてくださいね。